USCPA

USCPAを取得するのに簿記と英語力はどの程度必要か?

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チェックリスト

米国公認会計士(USCPA)はアメリカの資格であるにも関わらず、国際的な会計知識を身につけた人材であると評価されることから、最近になって急激に人気の出てきた資格です。

この資格を取ることによって転職に成功し、年収や待遇などが大幅にアップしたという例も少なくありません。そういう私自身、メーカーのマーケティング職という財務経理とは全く関係のない部署にいたにも関わらず、USCPAを取得することによってBig4と呼ばれる大手監査法人へ転職することができました。Big4などの監査法人で働けば、比較的短期間で年収1,000万円の大台に到達することも可能です。

メーカーの一社員のままでは目にすることもなかったであろう企業経営の中枢部に触れることができたのは、まさにUSCPAのおかげでといっても過言ではありません。

そんなUSCPAですが、英語でおこなわれる試験のために尻込みしてしまう人も多いと聞きます。また会計の資格ということで、ある程度の簿記の知識が必要かどうか気になる人もいるでしょう。

 

今回はUSCPAを取得するのにどの程度の英語力と簿記の知識が必用なのか、私自身の体験を元にお話ししたいと思います。

 

英語力

USCPA受験に必要な英語力とは?

英語

USCPAはアメリカの資格なので、テストはすべて英語で出題されます。

という話しを聞いただけでほとんどの人はビビってしまい、立ち止まっちゃうんですよね。でもちょっと待ってください。USCPAの英語はそんなには難しくありません。大学受験とかで出題される文学的な長文の方が難易度的にはよっぽど上です。

USCPA受験で必要な英語力、それはズバリ平易な英語の文章をいかに素早く理解できるか、という能力です。

そういった意味では、理系の研究者や技術者は英語の文献や論文に触れる機会が多いので実は有利だったりします。一方で、大学受験して以来全くと言っていいほど英語の文章に触れたことのない人は苦労するかもしれません。

ちなみにUSCPAで出題される問題はほとんどが選択式なんですね。記述形式の問題はBECで一部出題される程度ですから、ライティングの能力もほとんと必要ありません。

英語の試験と違ってリスニング問題は全くありませんので、聞き取りに自信のない人でも安心して取り組めるのです!

そういう意味でも、USCPAに総合的な英語力は必要ありません。

TOEICで自分の実力を把握しておこう

USCPAを受験するにあたって自分のTOEICの点数を知っておくことは重要です。

どの程度の点数があればUSCPAにチャレンジできるのか?わたしの感覚では、650点くらいはあったほうがいいように思います。

世間的には600点くらいが一つの目安となってるんですが、このくらいの点数だと1000時間、1年半で合格するというプランだと少しきついかもしれません。

会計科目であるFARは英語力があまりなくても問題ないかもしれませんが、監査(AUD)と税務・法律(REG)はかなりの長文英語が出るんですよね。

TOEICが低めな場合、どちらかというとUSCPAで英語も勉強できちゃうくらいの感覚で臨むのが良いと思います。AUDとREGは通常の250時間ではたりなくなるはずなので、英語の勉強も入っているのだと割り切って400時間くらいかけるつもりで計画を練りましょう。

またどうしても英語に自信がない場合、まずは基礎力をつけてからUSCPAに取り組んだほうが結果的には近道です。わたしのおすすめはスタディサプリ ENGLISHという携帯アプリを使った学習です。スタディサプリENGISHの使い方については以下の記事を参考にしてみてください。日常会話からTOEIC対策まで、およそあらゆる英語学習の教材が一流講師の動画付きで学べてしまうという、まさに神アプリです。

レビュー記事 【スタディサプリENGLISH】TOEIC L&R対策コースのレビューとおすすめ使い方


簿記

日本語で簿記を勉強する必要は?

会計

USCPAは会計の資格なので、簿記の知識をあらかじめ持っておいた方が良いのでは?と思うかもしれませんよね。

この点について、USCPAの会計と簿記の知識は被るところが少ないので、わざわざ日本語で簿記を勉強する必要はないという意見が主流です。

自分の印象も同じではあるんですが、それでも簿記の勉強、もっというと日商簿記2級の資格はUSCPAを勉強する前に取っておいたほうがいいと思うんです。その理由は2つあります。

工業簿記は体系的に勉強したほうが良い

日商簿記2級では工業簿記と言って、主に製造業などでおこなう原価計算の問題が出されます。で、似たような問題はUSCPAではBECで出題されるんですが、それほど範囲は広くないためか、どちらかというとサラッと済ませるんですよね。

ただBECはライティングで点数を取るのが難しいので、選択問題は9割以上狙う必要があるんですが、そのときに原価計算や差異計算がしっかり理解できていないと結構厳しいかもしれません。

中途半端な状態でいるよりは、最初から日本語でしっかりと知識を付けておいたほうが苦労しないと思います。その点、日商簿記2級の工業簿記の教科書は良く出来ているので、事前知識をつけるには最適です。

転職のときに簿記の資格が必要

どちらかというとこちらの理由のほうが重要です。

USCPAを取得して監査法人に転職する場合、実は簿記の資格の有無を聞かれるケースが結構あります。

なんでかというと、USCPAを持っている人が昔ほど珍しくなってきており、そういった人たちが意外と簿記の知識を持っていないということがバレてきてるんですよね。

ですので、面接の場で日商簿記2級の資格をもっていることをアピールする価値は十分にあります。

日商簿記2級は集中して取り組めば1ヶ月〜1ヶ月半くらいで取得できる資格です。簿記の勉強は独学でも十分可能ですが、通勤中に学習できる「簿記 通勤講座」などを併用するとより効率的に学習をすすめられます。

勉強時間を確保できるか

USCPAはとにかく離脱者が多い

勉強法

よくUSCPAの試験は合格率が高いという話しを耳にすることがあります。実際のところ、各試験単体の合格率は50%程度はあります。この数字を見て、なんだか簡単そうな試験だと思うかもしれませんが、それは間違いです!

この試験の関門、それはそもそも試験を受けようとする前にやる気がなくなって離脱してしまうことにあるんです。

だから、合格率が50%というのは、やる気を保ち続けて、高い受験料を払ってでも受けようとしている集団の中の50%が合格するという意味なんですね。試験を受けなくなってしまった人まで入れたら、合格の割合はだいぶ下がるでしょう。

継続して勉強することがカギ

この試験に合格するために必要なこと、それはズバリ

週20時間の勉強のノルマを1年半続ける

というシンプルなルールをとにかく守ることだけです。でも、週20時間っていうのは、はっきりいって社会人に取っては相当きつい目標ですよ。社会人のための勉強計画についてはこちらに書きましたが(⇒ 年収の高い社会人が実践している、勉強を習慣化させる方法)、平日2時間休日5時間が一つの目安になってきます。

平日2時間の勉強を1年半続けられる社会人がどのくらいいるでしょうか?

その点、自分はラッキーだったなとは思います。仕事柄、直行直帰の外出が多かったので、商談が終わったらカフェによって1時間勉強して帰宅、みたいなことが結構な頻度でできたんですよね。

ただし、現在の自分の働き方をよく見つめてみることで、勉強時間の確保というのは比較的できるものです。無駄な仕事はしていないか、時間の使い方は有効か。そういったことを意識することで、結果的に仕事自体の生産性も上がるはずです。

まとめ

今回はUSCPAの勉強を始めるにあたって知っておきたい3つのチェックポイントについてお話ししました。

この3つの条件が揃っていれば、スタートラインの位置としてはかなり有利だと思います。

ただし、そこから長い道のりを登っていくには気合と根性だけでは不十分です。戦略的な勉強とは何か、やる気スイッチはどうやったら入るのかといった勉強の基礎となる知識が必要となってきます。これらについては別の記事でも触れていますので、是非とも目を通してみてください。

参考記事 勉強のやり方は戦略で決まる!正しい考え方で受験や資格試験を乗り切ろう

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