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USCPAの難易度は?働きながら1年半で合格した本音の感想

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米国公認会計士(USCPA)は人生の一発逆転を狙うことができるコスパ最強の資格であると言われています。

特に今は監査法人が慢性的に人手不足に陥っているため、4科目合格することができればかなりの確率で監査法人、それもBig4と呼ばれる大手への転職が可能となります。そうすれば年収1000万という大台を超えるキャリアを築くことも夢ではありません。この状態は、少なくとも東京オリンピックが開催される2020年くらいまでは続くだろうというのが大方の見方となっています。

色々なところで見かけるように、USCPAは日本の公認会計士試験に比べれば格段に難易度が低いと言われています。とはいっても難関資格であることにかわりなく、だからこそ転職マーケットにおいても高い評価を受けています

それでは実際のところ、USCPAの難易度はどの程度のものなのでしょうか。

結論から書くと、この試験はやり方さえ間違えなければ基本的には誰でも合格できる資格であると考えられます。一方で正しいやり方で勉強しないと結果が出せず、道半ばにして諦めてしまう可能性が非常に高い試験であるともいえます。

私自身、働きながら勉強を続け約1年半で合格することができましたが、途中で挫折しかかったこともあります。それでもあきらめず、とにかくコツコツと毎日の勉強を続けること、これこそがこの試験を攻略するための最短経路だということが分かりました。

USCPAに挑戦してみたいけれどなんとなく自信がないという人は、是非ともこの記事を読んでみてください。USCPAを受験するということがどういうことなのか、イメージが湧いてくると思います。


USCPAとはどんな試験なのか?

まずはじめに、簡単にUSCPAの試験の概要について述べてみたいと思います。

USCPA試験は、以下に上げる4つの科目からなります。

FAR(財務会計)

BEC(経営・IT)

REG(税法・商法)

AUD(監査論)

いずれも基本的には選択式の問題が大半を占めています。シミュレーション問題という文章題のようなものも出ますが、問われる内容は数値だったり、選択肢から選んでいくような内容となっており、選択問題と難易度的には変わりません。

BECのみライティング問題が少しだけ入ってきますが、割合は15%ですのでそれほど高くありません。私は、BECのライティング問題についてはほとんど対策せず、とにかく選択問題を徹底的にやり込みました。

このようにUSCPAの試験対策というのは、論文式試験がある日本の会計士試験と比べれば必要な準備は圧倒的に少なくて済みます。

USCPA試験のもうひとつの特徴は、受験形式です。受験はテストセンターを自分で予約し、好きなタイミングで受けることができます。そのとき、4科目一斉に受けても構いませんし、一つずつ受けても問題ありません。

なぜこのようなことができるかというと、試験はすべてPCが自動的に問題を出題していくという方式を取るからなんですね。同一の問題を受験者が一斉に受けるのではなく、ランダムに出題される問題を各受験者は各々解いていくというスタイルになっています。

日本の会計士試験は年一回しかチャンスがありませんので、不合格ならもう一年待たなくてはなりません。

USCPAは受験日を自由に選べますし、不合格なら再チャレンジもできます。このようなフレキシブルさがあるため、日本の会計士試験と比べると遥かに受験しやすいといえるのです。

USCPAに必要な勉強時間は?

USCPAの問題は、基本的にはシンプルです。したがって講義を一通り受けた後は、ただひたすらに過去問と問題集をやり込むことが合格への最短経路です。

それでは、具体的にどの程度の勉強時間を確保して挑めば良いのでしょうか?これについては、かなりはっきりとした数字が出ています。

USCPAに合格するには、1000時間の勉強時間が必要である

この数字は自分の感触から言っても妥当ですし、多くの合格者も同じような感覚をもっているようです。

ここで大事なのは、1000時間というのは集中して効率的に勉強している時間、ということです。なんとなくやる気がでなかったりしてダラダラと過ごしてしまう時間は含めません。

さて、簡単に1000時間の勉強時間といいましたが、これは一体どのようなボリュームなのか。この点についてじっくりと考えてみることこそが、USCPAの難易度とは一体何かを解き明かす最大の鍵となります。

仮に1年間で1000時間の勉強時間を確保したい場合、1週間あたりの勉強時間は1年を50週として、

1000時間 ÷ 50週間 = 20時間1週間の勉強時間)

ということになります。この20時間をさらにブレークダウンしてみましょう。平日は仕事の前後のどちらか、休日は長めに勉強する、というプランを立てるとすると1週間の行動は以下のようになります。

月曜日〜金曜日:2時間 × 5 = 10時間
土曜日・日曜日:5時間 × 2 = 10時間
合計:20時間(1週間)

いかがでしょうか。仕事前、あるいは帰宅後に2時間ずつ、そして週末はみっちりと5時間、この生活を1年間続けるのです。この間、やる気を維持し続けながら1日も休まずにコツコツと勉強をする、こんなことができる社会人がどれほどいるでしょうか?

つまるところ、USCPAの難易度とはこのような生活を続けることができるかどうか、この1点に集約されるといっても過言ではありません。そして、なんの心の準備もないままに勉強を始めた人がこの生活を1年間維持できる可能性はほぼゼロといって良いと思います。これこそが、USCPAは非常に難易度の高い試験だと感じる人が多い理由なのです。

私自身も、なんとなく始めてしまったUSCPAの勉強ですが、途中で力尽きて挫折しかかったこともあります。それは、毎日の勉強時間がどのくらい必要なのかという意識が極めて低かったからでした。

このことに気づいてからは、計画的な行動を心がけ、隙間時間があれば積極的に活用することで、1週間で20時間という勉強時間を確保することができるようなりました。このあたりの経緯については、以下の記事を参考にしてみてください。

社会人が働きながらUSCPAに合格し、大手監査法人に転職するまでの全過程

USCPA取得までにかかる時間は?

資格試験は、難易度が高くなればなるほど取得までの日数が長くなっていきます。

USCPAの場合、どのくらいの期間で取得できるのでしょうか?

これは人によってもちろん変わってくることだと思いますが、働きながら勉強をする場合は1年程度の期間を一つの目標にすると良いと思います。私自身は、約1年半で4科目合格までたどり着きました。

USCPA合格のための目標を2年間に引き伸ばしてみてはどうかと思うかもしれません。なるほど、これなら1週間に10時間の勉強時間ですみますので、負担はだいぶ減るように思えます。しかし、私はこの方法はあまりお勧めしません。

第1の理由はモチベーション管理です。やる気はどんなに工夫しても少しずつ下がっていくものですので、勉強期間はなるべくなら短いほうが良いのです。2年間というのは1つの試験を受け続ける期間としては長すぎます。

第2の理由は、1日1時間の勉強というのはあまり効率が良くないという点です。勉強というのはやり始めるとだんだんと気分が乗ってきますので、それを無理やり中断するのはいかにも非効率です。休憩をいれつつも、続けて2時間くらいは勉強するというのが理想的な形です。

以上のことから、やはり週20時間くらいの勉強時間を確保しておくのが現実的といえます。それでも完全にうまくいって1年間、余裕をもって1年半くらいが合格までに必要な期間ということになります。

予備校に通うか、独学で勉強するか?

USCPAを効率よく勉強するためには予備校に通ったほうがいいのか、それとも独学で勉強できるのか、疑問に思う人も多いかと思います。結論から言うと、この資格を独学で取るのはかなり難しいといえるでしょう。

その理由ですが、まず第一にUSCPAを独学で取得するための教材というものは基本的には市販されていないということが挙げられます。過去問やテキスト類などは手には入りますが、英語で書かれているため独学には向いていないでしょう。

第二の理由はコストです。独学で勉強するメリットというのは費用を安く済ませられることができるところだと思うのですが、この資格の場合は独学であろうとなかろうと様々な場面で費用が発生します。総費用に占める予備校代というのはそれほど大きくありませんので、無理してまで独学で頑張るくらいなら予備校に通って勉強した方が効率的に目的を達成できるでしょう。

(参考記事)⇒ 結局のところいくら?USCPA試験合格のための費用を算出してみた。

第三の理由として手続きの煩雑さが上げられます。USCPAの場合、会計単位の追加取得や学歴証明など、受験のスタート地点に辿り着くまでにかなりの手続きが必要です。独学の場合はこうした情報を自分で集めなければならず、なにかと苦労するでしょう。予備校ではこうした手続をサポートしてくれますし、疑問点があればいつでも質問に応じてくれます。このようなサービスを利用できる価値は大きいと思います。

そして最後の理由、それがやる気の管理です。独学というのはどうしても甘えが出てしまうものです。予備校に通う場合、勉強時間のペースメーカーとなってくれますので、やる気を継続したまま週20時間という勉強時間を確保できる可能性が高くなります。

以上からUSCPAの資格を取るには予備校を活用するのが王道となっています。なおUSCPAのコースがある予備校というのは実はあまり多くなく、業界的には事実上アビタスかプロアクティブの2択となっています。いずれも実績の豊富な予備校ですので、どちらかを選択している人が多いようです。私が監査法人に転職して出会ったUSCPA取得者は、8割ほどがアビタスで、残りがプロアクティブといった感じでした。

このような資格スクールでは定期的に無料のセミナーを実施しており、最新の情報や各種資料を配っています。ここまでの記事を読んでUSCPAの受験に興味が湧いてきたら、一度参加してみるのが良いと思います。

【アビタス】無料セミナー開催中

英語力と簿記は必要か?

USCPAは英語で出題されるため、英語力がなくては歯が立たないと思っている方が多いようです。

確かに英語にものすごいアレルギーがあるという人は、USCPAにチャレンジするのは大変かもしれません。

ただ、だからといってネイティブレベルで英語が使える必要があるかというと、そんなことは全くありません。TOEICでだいたい600点を超えているくらい、理想をいえば650点もあれば、USCPAにチャレンジできると考えて良いでしょう。このくらいの英語力というのは、なんとなく英語で読み書きができる、と言った程度です。USCPA試験に必要な英語力はそのくらいで十分です。

次に簿記についてです。

簿記についても、あらためて日本語で勉強する必要はないと思います。そもそも財務会計が出題されるFARのレベルは、それほど高いものではありません。せいぜい日商簿記の2級くらいでしょう。したがって、わざわざ日商簿記2級を取るくらいなら、最初からFARの内容をしっかりと勉強しておいたほうが効率的です。

ただし、工業簿記の知識があるとBECで役立つのと、そもそも簿記の資格は転職の際に有利ということもあるので、余裕があれば2級を取得しておいた方が良いということはあるかもしれません。

英語と簿記については以下の記事でも解説してありますので、読んでみてください。

USCPAを取得して転職を狙う前に確認しておくべき3つのポイント

新試験形式で難易度はどう変わったか?

USCPAの試験ですが、実は2017年から新しい形式に変わっています。この試験制度のことを「CBT3」と呼んでいます。

新試験の概要が明らかになる前までは、この変更で日本人には不利になるだとか、今までの勉強が無駄になってしまうなどの憶測が流れていました。しかし蓋を開けてみれば、その変更はマイナーチェンジといっていいくらいのものでした。

一番大きな変化は、シミュレーション問題の増加です。これにより、4つの選択肢から回答を選ぶという選択式問題の比率は下がりました。

ただ冒頭にも書いたように、シミュレーション問題というのは要は選択問題の応用編なので、選択問題の対策をしっかりとしておけば解けるようになっています。

実際、私がUSCPAを受験した際にはシミュレーション問題の対策というものは特別にしませんでした。というか、シミュレーション問題はどのようなものが出るのかよくわからないため、対策のしようがないというのが正確かもしれません。

それでも、ただひたすらに選択問題の過去問を解きまくっておいたおかげで、シミュレーション問題も特に苦労することなく解答することができました。

ということは、CBT3によってシミュレーション問題が増加したからといって、試験対策は特にこれまでと大きく異なることはないと考えて良いと思います。

CBT3について詳しく知りたい場合は、資格スクールの無料セミナーがおすすめです。なんだかんだいって資格スクールのもっている最新の情報にかなうものはありません。

【アビタス】新試験制度の概要は?

まとめ

USCPAの難易度について、私が実際に合格するまでの体験をもとにまとめてみました。

基本的にはUSCPAは、試験そのものというよりも、そのための勉強を続けるやる気の管理、そしてそのための生活習慣をどう整えていくのかといったことがはるかに難しいことがお分かりいただけたかと思います。

1年間で1000時間の勉強時間を確保するというのは、想像するよりも遥かに難しいことです。しかし、やり方さえ間違わなければ誰でも達成することができるのも事実です。そしてそのための考え方や、具体的な勉強のコツについてはこのブログで細かく説明してあります。

USCPAの資格を手に入れれば、売り手市場が続いている監査法人への転職への道が現実的になります。そうなれば年収1000万円という、サラリーマンにとって一つの目標である数字はすぐ目の前です。

難易度が高いからこそ資格に価値が出ます。ただがむしゃらにやるのではなく、戦略的に行動することによって、難易度はどのようにでも変化するのだということを是非とも意識しておいてください。

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